- 矯正情報ブログ
- 2025/07/04
■ 小学生の歯列矯正、いつ始めるのがベスト?
こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックのKSK(けいすけ)こと峰啓介です。
今日は「矯正治療って、小学生のうちに始めた方がいいんですか?」というご質問にお答えします。
ネット上や周囲の声では
「早ければ早いほどいい!」
「いや、永久歯が生えそろってからでしょ?」
…と、さまざまな情報が飛び交っていますが、実際の判断はもっと複雑です。
■ 受け口と開咬は、低学年から要チェック
まず、**受け口(反対咬合)や開咬(前歯が開いている状態)**は、小学2年生ごろからの対応が有効です。
これらは骨格的なズレが関係していることが多く、成長のコントロールが効く早期に始めた方が、将来の外科的処置を回避しやすくなります。
ただし、矯正の開始は「早ければ早いほど良い」と単純に言えるものではありません。
早すぎると「永久歯待ち」になってしまい、治療期間が長くなることもあるため注意が必要です。
■ それ以外の歯並びは、小学5年生前後が目安
前歯のデコボコ(叢生)や出っ歯など、比較的一般的な歯並びの乱れに対しては、
小学5年生前後が治療開始の目安になることが多いです。
理由は、永久歯の交換がほぼ完了し、骨の成長を活かしながら治療を進めやすい時期だからです。
ただし、乳歯から永久歯への交換スピードには個人差があるため、一律に「○年生から」とは言えません。
そのため、定期的な検診で生え変わりのペースを確認しながら、最適な時期を見極めていくことが重要です。
■ 最適なタイミングでも、やる気がなければ“最善”ではない
大事なことを一つ。
矯正を始める「医学的なベストタイミング」が来たとしても、本人がその気でなければ意味がありません。
矯正は毎日装置を使ったり、通院を続けたりと、本人の協力が必要不可欠な治療です。
無理に始めてもうまくいかないケースもあります。
逆に、少しタイミングをずらしてでも本人にやる気が出てから始めた方が、結果的にスムーズに進むことも多いです。
■ 定期検診を続けていれば、安心です
当院では、定期検診に通っていただいているお子さんについては、
「そろそろ相談された方がいいな」という時期になれば、こちらからお声がけしています。
診断の結果、まだ始めなくて良いとなれば様子を見ますし、
最適なタイミングに合わせてご家庭と一緒に方針を考えていきます。
焦って始める必要はありません。
「矯正のベストな時期=本人のやる気+医学的タイミング」
この2つがそろったときが“本当のベスト”です。
■ まとめ:気になったら、まずは相談から
「うちの子、そろそろかな?」「何歳からが正解なんだろう?」
そんな疑問があれば、まずは定期検診のついでにご相談ください。
タイミングの見極めは、矯正専門医の視点があるからこそできることです。
今すぐ始めなくても、**“準備のための診断”**はとても大切です。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
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