こんにちは、三重県伊賀市の歯医者、

峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSK（けいすけ）こと峰啓介です。

「根の治療って、どうして何回もかかるんですか？」

患者さんからよくいただくご質問のひとつです。

痛みが取れても、治療が続くと「まだ終わらないの？」と不安になりますよね。

今日は、根の治療（根管治療）が長引く理由、そして当院での治療回数の目安についてわかりやすくお話しします。

■ 根の治療が長引く代表的な理由

① 根の形が複雑

歯の根は、見た目以上に細かく曲がりくねっています。

特に奥歯は根が3〜4本あり、それぞれに枝分かれした細い管（側枝）があるため、器具が届きにくく時間がかかります。

② 根管が“根詰まり”している

以前の治療で入った薬剤が硬く詰まっていたり、器具の破折、変形などがあると、

新しく器具を入れるまでに時間がかかります。

いわゆる 「再治療の歯」 は、初回よりも治療が難しく、慎重な作業が必要です。

③ 細菌感染がひどい・治療中に痛みがある

根の中に細菌が多いと、薬剤を入れるときに痛みが出たり、

痛みが強い状態では次の工程に進めないことがあります。

炎症が強いほど時間が必要になるのはこのためです。

■ 根管治療は“精度”が命。だから手を抜けません

根の治療は、見えない狭い空間の細菌をゼロに近い状態まで減らす治療。

少しでも菌が残れば再発し、

「また痛い」「腫れた」「結局抜歯に…」となってしまいます。

そのため、

根管治療はいい加減に進めることができません。

１回１回の処置に時間と正確さが求められます。

■ 当院の根管治療は“比較的少ない回数”で終わるのが特徴です

とはいえ、必要以上に回数が増えるわけではありません。

伊賀市の当院では、設備と手順を整え、できるだけ短期間で確実に治すことを意識しています。

具体的には…

● 神経を取る治療（初めての根管治療）

➡ 1〜2回で完了するケースがほとんどです。

● 細菌感染がある歯の治療（再治療・根尖病変あり）

➡ 痛みがなければ2〜3回で終わることが多いです。

むやみに回数を増やすのではなく、

「確実に進められるタイミングで、最適な回数で終える」

これが当院の基本方針です。

■ 「長引いている？」と感じたら、遠慮なくご相談ください

根の治療は個々の歯によって難易度が大きく変わります。

そのため治療回数にも差があるのは自然なことです。

「今どんな状態なの？」「あと何回くらい？」

気になることは、どうぞ遠慮なくお聞きください。

できる限りわかりやすく説明しながら、一緒に治していきましょう。

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