峰歯科・矯正歯科クリニック｜伊賀市の歯医者｜一般歯科・矯正歯科・小児歯科から審美・インプラントまで幅広く対応

こんにちは、三重県伊賀市の歯医者、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSK（けいすけ）こと峰啓介です。

今回は、名張と南朝（吉野）・北畠家との深い関係についてお話しします。

■ 吉野へ行って気づいた「名張→吉野」の近さ

南北朝時代、皇室が南朝と北朝に分かれ、南朝の中心地が吉野でした。

その「南朝とはどんな場所だったのか」を知りたくて、私は吉野へ旅行したことがあります。

伊賀から奈良県に行くとき、大抵は

・名阪国道

・国道163号線

を西に向かいます。

ところが――

ナビゲーションが示したルートは まさかの「まず南へ」。すごく驚きました。

名張を抜け、赤目 → 宇陀 → 吉野というルートでした。

走ってみて驚いたのは、

名張を越えてしまえば、吉野は想像以上に近いという事実です。

名張から吉野、本当に近いんです。

■ 北畠家（南朝の名門）が「伊勢」を本拠にした理由

南朝といえば、伊勢の北畠家が有名です。

「なぜ北畠家は伊勢に拠点を構えたのか？」

という考察を以前読んだことがありますが、あまり納得できる内容ではありませんでした。

しかし、私は 忍者の通信網 を前提に考えると話が変わると思っています。

→忍者の情報網について

名張から、青山高原、榊原温泉を超えると伊勢平野に出ます。それほど遠くありません。

とすれば、吉野と伊勢は、

名張を経由すれば極めてスムーズに連絡できるのです。

だからこそ、

名張がある以上、北畠家が伊勢を本拠にするのは必然である。

これ以上の適地は他にない。

と強く感じました。

そして同時に、

名張は、“南朝の重要拠点だった”

ということを確信しました。

■ “後南朝”の動きと名張の関係

南北朝は義満の時代に統一されますが、その後も後南朝 と呼ばれる反政府運動が何度も起きています。

当時の政治状況を考えると、

こうした南朝残党たちが、山深く交通の要所でもある 名張に身を寄せていた 可能性は十分にあると思っています。

名張は、

・吉野に近い

・伊勢への連絡も容易

・忍者勢力が拠点を置いていた

という条件が揃った「理想的な隠れ拠点」だったからです。

■ 次回は「信長の伊勢侵攻」へ

次回は、

織田信長が伊勢北畠家を攻略していく過程

について触れていきます。

この“北畠家の滅亡”と“天正伊賀の乱”は密接につながっています。

どうぞお楽しみに。

天正伊賀の乱③

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