三重県伊賀市の歯科・矯正歯科「峰歯科・矯正歯科クリニック」一般歯科／矯正歯科／小児歯科／インプラント／審美歯科

こんにちは、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長KSK（けいすけ）こと峰啓介です。

「乳歯の下に永久歯がありません」と歯医者で言われて驚いたことはありませんか？

実は、永久歯が生まれつき足りない“先天性欠如”は、特別なことではありません。

放っておいていいケースと、そうでないケースがありますので、今回はその違いと、当院での対応についてご紹介します。

■ 永久歯がないとどうなる？歯の位置でリスクが変わります

永久歯がない場所によって、将来的な影響は異なります。

● 前歯が足りない場合

　→ 歯並びに影響することが多く、その場合は矯正治療で対応します。

　ほとんどのお子さんは矯正治療の適応となるため、むしろ適切な時期に治療を始めることで良好な結果が得られます。

● 奥歯（乳臼歯）の下に永久歯がない場合

　→ 乳歯がそのまま大人になっても残ることがあります。ただし…

■ 奥歯の乳歯が残るとどうなる？40代でのリスクも

乳歯は大人になっても残っているケースがありますが、多くの場合、40代ごろに抜けてしまいます。

その時に大きなすき間が空いてしまい、「噛みにくい」「見た目が気になる」といった問題が出てきます。

特に乳臼歯はサイズが大きいため、すき間も大きく、多くの歯科医院ではその後にインプラントやブリッジといった人工物での補綴が必要になると説明されます。

大人になるまでこの問題が放置されると、対応が難しくなるケースもありますので、不安になりますよね。

■ 当院では早期に対応することで選択肢を広げます

峰歯科・矯正歯科クリニックでは、小学3年生くらいまでに永久歯の欠如が把握できれば、将来的な人工補綴を避けられる可能性も含め、より自然な対応を検討します。

場合によっては、保険治療だけで完了できるケースもあります。

また、ケースによっては歯を移す「歯牙移植」などの対応も可能です。

※下の歯が欠如している場合、親知らずなどの上の歯を下に移植することがあります。

さらに、永久歯が6本以上欠如しているお子さんもまれにおられますが、その場合は矯正治療が保険適用となる可能性があり、当院ではその対応も行っています。

■ まとめ：永久歯がないと診断されたら、早めの相談が大切です

永久歯の先天欠如は珍しくありませんが、将来のリスクと負担を減らすには早めの確認と計画が重要です。

気になる方は、お気軽にご相談ください。

必要に応じてレントゲンで確認し、今できる最善の選択を一緒に考えていきましょう。

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