馬場理恵さん、大晴(ひろはる)くん
■ 峰歯科 患者さんに聞く - 馬場(ばんば)理恵さん、馬場大晴(ひろはる)くん
馬場理恵さん(31歳)、息子の大晴(ひろはる)くん4歳。お母さんによればひろくんは、「わがままで、いうことをきかないこともあるけれど、いつも元気でノリがよく、ごきげん。人見知りもしない子です」とのことです。
■ 「最初の頃は、ひろが峰先生の指に思い切り噛みついたこともありました…」
待合室でゴキゲンのひろくん。
今は、歯医者は楽しい場所になったみたい。
— ひろくんがはじめて峰歯科に来たのはいつ頃ですか。
2年前、ひろが2歳のときに、峰先生に、虫歯の治療をしていただきました。今は、つるぴはクラブにも入っていて、定期的に歯のメンテナンスもしています。
ひろは最初にここ来たときは、怖がって大泣きでした。一度峰先生の指に思い切り噛みついたこともあり、あのときは、本当に申し訳ありませんでした。でも、今は、歯医者にもすっかり慣れてくれましたし、歯磨きも自分から進んでやるようになりました。本当にありがとうございます。
■ 「最初の歯医者さんがすごく怖かったみたいです…」
— 最初は、ひろくんにとっては、歯医者は怖い場所だったみたいですね。
峰歯科に来る前に別の歯医者さんで治療を受けたのですが、その時の体験がトラウマになったようでした。
ひろが2歳のときに、保育園の歯科検診で、初期虫歯と診断されたので、近所の歯医者さんに連れて行ったのですが、ドリルのウイーンという音や、診察台で上からライトを当てられるのが、本当に怖かったらしく、もう泣いて泣いて、けっきょく、歯科助手のみなさんや先生が、泣き叫ぶひろを押さえつけるような形で口を開けて、歯を削ることになりました。ひろも怖かったと思いますが、私にとってもつらい経験でした。泣き叫ぶひろが痛ましくて、見ている私も涙が出てきましたから。
それから2年後の今でも、ひろは、その歯医者さんがある通りに近づくと、「どこいくの?」と警戒します。「買い物やで」と答えても、「ウイーンちがう?」と言って怖がります。二歳の時のことなのに、その場所をしっかり憶えているのです。よほど怖かったのでしょう。
そんな経験があったものですから、その歯医者さんには申し訳ないのですが、ここにひろを通わせ続けるのは無理だと考えて、別の歯医者さんを探しました。
■ 「峰歯科にもなかなか慣れてくれませんでした…」
お母さんの言うことを
素直に聞いている、ひろくん
— 峰歯科にいらしていただいたきっかけは?
そうして困っていたときに、知人から、子供の虫歯なら峰歯科がいいよと聞いたので、まずは来てみたのです。
ですが、ダメでした。峰歯科に着いても、まず駐車場でクルマから下りようとしません。クルマから下りたが最後、また歯医者に連れていかれると思って、怖がるのです。
小さいひろには、ここが「歯を治してくれる病院」だというのは分からないのです。そうではなく、「大人によってたかって押さえつけられて、痛くもない歯をドリルで削られる(※)」という恐怖の場所としか思えなかったのです。
やっと院内に入っても、警戒心と恐怖心100パーセントで、先生も歯科助手のみなさんがどれほど優しく接してくださっても、怖がるばかりで、決して診療台には座りませんし、口を開けようともしませんでした。結局、その日は何の治療もできず、相談だけして、帰りました。
それからも何回か通院するのですが、なかなか恐怖心はとれません。一度など、さっきもお話ししたように、峰先生の指にかみつくほどでした。私も噛みつかれたことがあります。家で仕上げ磨きをしているときに、いやがって噛まれたのです。思い切り噛みついて離さないので、頭をたたいて離させたことを憶えています。このままでは、歯医者だけでなく歯磨きそのものが嫌いな子になってしまいそうで、あのころは、本当に困っていました。
※ ひろくんの虫歯は初期虫歯だったので、本人に痛みはありませんでした。
■ 「ある日、突然、『歯医者行く』と言い出したんです!」
昔は怖がって絶対に座ろうとしなかった
診療台にも、今はニコニコ顔で座れるように
— そんなひろくんがついに歯の治療を受け入れてくれたのは、何がきっかけだったのでしょうか。
通い始めて5ヶ月目の8月には、さすがに少しは慣れてくれたのか、やっと先生の前で口を開けてくれました。やった、進歩、もうちょっとやと嬉しく思いました。
でも、その次に連れてきたときは、ひろは、寝起きだったせいか、ひどく機嫌が悪くて、歯医者でも、いつもにも増して不機嫌でした。あーあ、この前は口を開けてくれたのに、また振り出しに戻ったかと、がっかりして、クルマに載せて帰ろうとしました。すると、さっきまでブスッとしていた助手席のひろが、急に普通の表情になって、私に向かって「歯医者さんは?」と聞いてくるのです。「寝てたんやろ。今日は帰るで」と返事したら、「歯医者行く」と言ってきました。
こ、これはチャンスや、今しかないと思い、急いで引き返して、峰先生に、「ひろが歯医者さん行くって、言うてきたので」と説明して、すぐさま治療を受けさせてもらいました。
それでも診察台にはやっぱり怖がって乗ろうとしないので、私の膝の上に載せて、座らせたままの姿勢で口を開けさせて、峰先生に歯の型を取ってもらいました。
それから*日後に、虫歯に銀冠をかぶせてもらいました。7本あったひろの虫歯のうち、ついに一本が治療できたのです。わたしはとてもほっとしました。
■ 「今は、峰先生のことが好きになってくれました!」
峰先生がサンタに変身!
つるぴはクラブのクリスマスイベント。
みんなで楽しく皿回しにチャレンジ
ひろくんの警戒心がだんだん解けていきます。
— それからの治療はいかがでしたか。
そこからはスムーズになりました。ひろの中で、歯医者への怖いイメージがだんだん薄れてきたようで、歯の型を取るときなど、「粘土するんやろ〜、メロン?」なんて言ってむしろ楽しそうでした。メロンというのは、いちばん最初に峰先生が型を取ってくださった時に、先生が、緑色の型取りジェルを見せながら、「ほら、ひろくん、メロンのクリームやで〜」と言ってくださったのを覚えてたみたいです。その日は、家に帰っても、「メロンやったな〜、粘土」と何度も言っていましたから。
それから12月には、つるぴはクラブのクリスマスイベントもありまして、峰先生がサンタさんの格好をして出てきたり、スタッフのみなさんも楽しく場を盛り上げてくださったりして、ひろも「歯医者さんの男先生が、サンタさん変身や!」ととても喜んでいました。この頃からは、歯医者に行くのをむしろ楽しみにしてくれるようになり、それから三ヶ月後には、ついに苦手だった診察台にも自分から乗ってくれるようにもなりました!
— ここで、峰先生と歯科衛生士の奥田さんに質問です。ひろくんのような歯医者をこわがる子供には、どんな風に接するように心がけていますか。
(峰):僕はそもそも、必要なとき以外、子供の前に出て行かないことにしています。男で、その上、白衣を着ているとなると、やっぱり子供にとってはどうにも怖いものだからです。治療の基本的な部分は、女性スタッフにまかせて、最後の治療の部分だけ僕がやるという役割分担にしています。
また、さっきのメロンの話のように、子供にとって親しみやすい言葉を使うようにしています。乾燥スプレーは「ほら、顔シュッシュや〜」と言ってみたりするわけです。
ひろくんのような男の子の場合は、仮面ライダーなどヒーロー物の服を着ていることがありますが、そんなときは、「お、ライダーや、かっこええな〜」と話しかけてみます。ウチの子供もそうですが、ヒーロー物の話は、子供のくいつきがいいのです。
(奥田さん):私も、峰先生と同じく、声かけを心がけています。「としはいくつ?」、「好きな物はなあに?」など、とにかく声をかけてみます。そんな質問を通じて、たとえばその子が黄色が好きだと分かったら、次に来るときは、黄色い歯ブラシを使ってみたり、アンパンマンが好きと分かったら、はみがき帳にアンパンマンのシールを貼ってあげたり、そうやってちょっとずつ、ちょっとずつ、子供たちに心を開いていきます。
お母さんと話すことも心がけています。むしろ、子供より、お母さんと話している時間の方が長いかもしれません。小さい子の場合は、家での歯磨きを主導するのは、お母さんです。その子が正しい歯磨きをして虫歯にならないためにも、お母さんに色々なことを理解してもらう必要があります。だから、わたしはお母さんと話すことをだいじにしています。
■ 「家でも、『白い歯は宝物や』と良いながら歯を磨いてくれてます!」
— ひろくんの家での歯磨きはいかがですか。
それが、最近は、歯磨きがすごく好きになってくれたんです。いま、奥歯は銀冠だし、前歯も少し黒ずんでいるのですが(※)、でも、ひろは「のこった白い歯は僕の宝物や」なんて言いながら、下の前歯を熱心に磨いたりしています。
最近は、三ヶ月に一回の歯のメンテナンスで峰歯科に通っていますが、それにも喜んで来てくれますし、今日も、待合室では大はしゃぎで、何だか歯医者が楽しいところになったみたいです。
ドラッグストアにはいったら、歯磨き粉コーナーに走って行って、メロン味だかイチゴ味だか、自分の好みの味の歯磨き粉を、すすんで選んでくれます。ひと頃は、私や先生に噛みつくぐらいに歯磨きや歯医者が嫌いだったのに、今はこの変わり様。親の私としては、もうどれほどラクになったことか。ひろが歯磨きが好きになってくれて、先生やスタッフのみなさまには本当に感謝です。
※ 峰歯科では、乳歯の前歯の虫歯は、削ったりせず、虫歯の進行止めの薬を塗るだけです。それだけの処置でも、その後痛くなることはほとんどありません。ただし、その薬を塗った部分は、黒ずんでしまいます。ですので、永久歯には行いません。6歳前後で抜ける歯なので、可能な処置なのです。
■ 「先生、みなさん、本当にありがとうございました!」
— かつての馬場さんのように、いま子供の歯のことで悩んでいるお母さんに、「ある種の先輩ママ」としてのアドバイスなどあればお聞かせ下さい。
アドバイスとか、そんなたいしたことは言えないですけど、まず「子供目線に立ってくれる歯医者さん」を選ぶのが大事です。そうでない歯医者さんですと、「歯を治す」ことはしてくれても、その時の怖い経験のせいで、子供が「歯医者嫌い」、「歯磨きぎらい」になることだってありえますから。
次に、子供といっしょに歯医者さんに通う頻度ですけれど、これは「二週間に一回」がちょうどいいかなと思います。私は仕事をしているので、一週間に一回だとちょっと大変ですけど、二週間に一回なら何とかなります。これが三週間に一回だと、間が空きすぎて、次第に「一ヶ月に一回でもええやん」というように気持がたるんできます。二週間に一回が長からず短からずの間隔で、ちょうど良いです。
繰り返しになりますが、峰先生、スタッフのみなさん、ひろの歯を治してくださり、また歯磨きを好きにさせてくださり、ありがとうございました。これからも歯磨きと正しい歯のメンテナンスを続けていきます。これからもよろしくお願いします!
※ 取材日時 2012年2月
※ 文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。
※ 取材制作:カスタマワイズ
馬場理恵さん(31歳)、息子の大晴(ひろはる)くん4歳。お母さんによればひろくんは、「わがままで、いうことをきかないこともあるけれど、いつも元気でノリがよく、ごきげん。人見知りもしない子です」とのことです。
■ 「最初の頃は、ひろが峰先生の指に思い切り噛みついたこともありました…」
待合室でゴキゲンのひろくん。
今は、歯医者は楽しい場所になったみたい。
— ひろくんがはじめて峰歯科に来たのはいつ頃ですか。
2年前、ひろが2歳のときに、峰先生に、虫歯の治療をしていただきました。今は、つるぴはクラブにも入っていて、定期的に歯のメンテナンスもしています。
ひろは最初にここ来たときは、怖がって大泣きでした。一度峰先生の指に思い切り噛みついたこともあり、あのときは、本当に申し訳ありませんでした。でも、今は、歯医者にもすっかり慣れてくれましたし、歯磨きも自分から進んでやるようになりました。本当にありがとうございます。
■ 「最初の歯医者さんがすごく怖かったみたいです…」
— 最初は、ひろくんにとっては、歯医者は怖い場所だったみたいですね。
峰歯科に来る前に別の歯医者さんで治療を受けたのですが、その時の体験がトラウマになったようでした。
ひろが2歳のときに、保育園の歯科検診で、初期虫歯と診断されたので、近所の歯医者さんに連れて行ったのですが、ドリルのウイーンという音や、診察台で上からライトを当てられるのが、本当に怖かったらしく、もう泣いて泣いて、けっきょく、歯科助手のみなさんや先生が、泣き叫ぶひろを押さえつけるような形で口を開けて、歯を削ることになりました。ひろも怖かったと思いますが、私にとってもつらい経験でした。泣き叫ぶひろが痛ましくて、見ている私も涙が出てきましたから。
それから2年後の今でも、ひろは、その歯医者さんがある通りに近づくと、「どこいくの?」と警戒します。「買い物やで」と答えても、「ウイーンちがう?」と言って怖がります。二歳の時のことなのに、その場所をしっかり憶えているのです。よほど怖かったのでしょう。
そんな経験があったものですから、その歯医者さんには申し訳ないのですが、ここにひろを通わせ続けるのは無理だと考えて、別の歯医者さんを探しました。
■ 「峰歯科にもなかなか慣れてくれませんでした…」
お母さんの言うことを
素直に聞いている、ひろくん
— 峰歯科にいらしていただいたきっかけは?
そうして困っていたときに、知人から、子供の虫歯なら峰歯科がいいよと聞いたので、まずは来てみたのです。
ですが、ダメでした。峰歯科に着いても、まず駐車場でクルマから下りようとしません。クルマから下りたが最後、また歯医者に連れていかれると思って、怖がるのです。
小さいひろには、ここが「歯を治してくれる病院」だというのは分からないのです。そうではなく、「大人によってたかって押さえつけられて、痛くもない歯をドリルで削られる(※)」という恐怖の場所としか思えなかったのです。
やっと院内に入っても、警戒心と恐怖心100パーセントで、先生も歯科助手のみなさんがどれほど優しく接してくださっても、怖がるばかりで、決して診療台には座りませんし、口を開けようともしませんでした。結局、その日は何の治療もできず、相談だけして、帰りました。
それからも何回か通院するのですが、なかなか恐怖心はとれません。一度など、さっきもお話ししたように、峰先生の指にかみつくほどでした。私も噛みつかれたことがあります。家で仕上げ磨きをしているときに、いやがって噛まれたのです。思い切り噛みついて離さないので、頭をたたいて離させたことを憶えています。このままでは、歯医者だけでなく歯磨きそのものが嫌いな子になってしまいそうで、あのころは、本当に困っていました。
※ ひろくんの虫歯は初期虫歯だったので、本人に痛みはありませんでした。
■ 「ある日、突然、『歯医者行く』と言い出したんです!」
昔は怖がって絶対に座ろうとしなかった
診療台にも、今はニコニコ顔で座れるように
— そんなひろくんがついに歯の治療を受け入れてくれたのは、何がきっかけだったのでしょうか。
通い始めて5ヶ月目の8月には、さすがに少しは慣れてくれたのか、やっと先生の前で口を開けてくれました。やった、進歩、もうちょっとやと嬉しく思いました。
でも、その次に連れてきたときは、ひろは、寝起きだったせいか、ひどく機嫌が悪くて、歯医者でも、いつもにも増して不機嫌でした。あーあ、この前は口を開けてくれたのに、また振り出しに戻ったかと、がっかりして、クルマに載せて帰ろうとしました。すると、さっきまでブスッとしていた助手席のひろが、急に普通の表情になって、私に向かって「歯医者さんは?」と聞いてくるのです。「寝てたんやろ。今日は帰るで」と返事したら、「歯医者行く」と言ってきました。
こ、これはチャンスや、今しかないと思い、急いで引き返して、峰先生に、「ひろが歯医者さん行くって、言うてきたので」と説明して、すぐさま治療を受けさせてもらいました。
それでも診察台にはやっぱり怖がって乗ろうとしないので、私の膝の上に載せて、座らせたままの姿勢で口を開けさせて、峰先生に歯の型を取ってもらいました。
それから*日後に、虫歯に銀冠をかぶせてもらいました。7本あったひろの虫歯のうち、ついに一本が治療できたのです。わたしはとてもほっとしました。
■ 「今は、峰先生のことが好きになってくれました!」
峰先生がサンタに変身!
つるぴはクラブのクリスマスイベント。
みんなで楽しく皿回しにチャレンジ
ひろくんの警戒心がだんだん解けていきます。
— それからの治療はいかがでしたか。
そこからはスムーズになりました。ひろの中で、歯医者への怖いイメージがだんだん薄れてきたようで、歯の型を取るときなど、「粘土するんやろ〜、メロン?」なんて言ってむしろ楽しそうでした。メロンというのは、いちばん最初に峰先生が型を取ってくださった時に、先生が、緑色の型取りジェルを見せながら、「ほら、ひろくん、メロンのクリームやで〜」と言ってくださったのを覚えてたみたいです。その日は、家に帰っても、「メロンやったな〜、粘土」と何度も言っていましたから。
それから12月には、つるぴはクラブのクリスマスイベントもありまして、峰先生がサンタさんの格好をして出てきたり、スタッフのみなさんも楽しく場を盛り上げてくださったりして、ひろも「歯医者さんの男先生が、サンタさん変身や!」ととても喜んでいました。この頃からは、歯医者に行くのをむしろ楽しみにしてくれるようになり、それから三ヶ月後には、ついに苦手だった診察台にも自分から乗ってくれるようにもなりました!
— ここで、峰先生と歯科衛生士の奥田さんに質問です。ひろくんのような歯医者をこわがる子供には、どんな風に接するように心がけていますか。
(峰):僕はそもそも、必要なとき以外、子供の前に出て行かないことにしています。男で、その上、白衣を着ているとなると、やっぱり子供にとってはどうにも怖いものだからです。治療の基本的な部分は、女性スタッフにまかせて、最後の治療の部分だけ僕がやるという役割分担にしています。
また、さっきのメロンの話のように、子供にとって親しみやすい言葉を使うようにしています。乾燥スプレーは「ほら、顔シュッシュや〜」と言ってみたりするわけです。
ひろくんのような男の子の場合は、仮面ライダーなどヒーロー物の服を着ていることがありますが、そんなときは、「お、ライダーや、かっこええな〜」と話しかけてみます。ウチの子供もそうですが、ヒーロー物の話は、子供のくいつきがいいのです。
(奥田さん):私も、峰先生と同じく、声かけを心がけています。「としはいくつ?」、「好きな物はなあに?」など、とにかく声をかけてみます。そんな質問を通じて、たとえばその子が黄色が好きだと分かったら、次に来るときは、黄色い歯ブラシを使ってみたり、アンパンマンが好きと分かったら、はみがき帳にアンパンマンのシールを貼ってあげたり、そうやってちょっとずつ、ちょっとずつ、子供たちに心を開いていきます。
お母さんと話すことも心がけています。むしろ、子供より、お母さんと話している時間の方が長いかもしれません。小さい子の場合は、家での歯磨きを主導するのは、お母さんです。その子が正しい歯磨きをして虫歯にならないためにも、お母さんに色々なことを理解してもらう必要があります。だから、わたしはお母さんと話すことをだいじにしています。
■ 「家でも、『白い歯は宝物や』と良いながら歯を磨いてくれてます!」
— ひろくんの家での歯磨きはいかがですか。
それが、最近は、歯磨きがすごく好きになってくれたんです。いま、奥歯は銀冠だし、前歯も少し黒ずんでいるのですが(※)、でも、ひろは「のこった白い歯は僕の宝物や」なんて言いながら、下の前歯を熱心に磨いたりしています。
最近は、三ヶ月に一回の歯のメンテナンスで峰歯科に通っていますが、それにも喜んで来てくれますし、今日も、待合室では大はしゃぎで、何だか歯医者が楽しいところになったみたいです。
ドラッグストアにはいったら、歯磨き粉コーナーに走って行って、メロン味だかイチゴ味だか、自分の好みの味の歯磨き粉を、すすんで選んでくれます。ひと頃は、私や先生に噛みつくぐらいに歯磨きや歯医者が嫌いだったのに、今はこの変わり様。親の私としては、もうどれほどラクになったことか。ひろが歯磨きが好きになってくれて、先生やスタッフのみなさまには本当に感謝です。
※ 峰歯科では、乳歯の前歯の虫歯は、削ったりせず、虫歯の進行止めの薬を塗るだけです。それだけの処置でも、その後痛くなることはほとんどありません。ただし、その薬を塗った部分は、黒ずんでしまいます。ですので、永久歯には行いません。6歳前後で抜ける歯なので、可能な処置なのです。
■ 「先生、みなさん、本当にありがとうございました!」
— かつての馬場さんのように、いま子供の歯のことで悩んでいるお母さんに、「ある種の先輩ママ」としてのアドバイスなどあればお聞かせ下さい。
アドバイスとか、そんなたいしたことは言えないですけど、まず「子供目線に立ってくれる歯医者さん」を選ぶのが大事です。そうでない歯医者さんですと、「歯を治す」ことはしてくれても、その時の怖い経験のせいで、子供が「歯医者嫌い」、「歯磨きぎらい」になることだってありえますから。
次に、子供といっしょに歯医者さんに通う頻度ですけれど、これは「二週間に一回」がちょうどいいかなと思います。私は仕事をしているので、一週間に一回だとちょっと大変ですけど、二週間に一回なら何とかなります。これが三週間に一回だと、間が空きすぎて、次第に「一ヶ月に一回でもええやん」というように気持がたるんできます。二週間に一回が長からず短からずの間隔で、ちょうど良いです。
繰り返しになりますが、峰先生、スタッフのみなさん、ひろの歯を治してくださり、また歯磨きを好きにさせてくださり、ありがとうございました。これからも歯磨きと正しい歯のメンテナンスを続けていきます。これからもよろしくお願いします!
※ 取材日時 2012年2月
※ 文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。
※ 取材制作:カスタマワイズ
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